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公認会計士の給料事情その1

 今回は、会計士の給料事情についてお話ししたいと思います。

 

 会計士の給料は高いというイメージが一般的ではないでしょうか。

 実際、その通りです。平均年収が800万円以上と言われています。

 

 監査法人に入社すると、一年目から500万円はもらえると思います。表現が曖昧なのは、法人や、所属するチームによって違うからです。忙しい人は、600万円もらえる人もいます。それ以上もらっている人もいます。労基法に引っかかりそうですけどね。もちろん、残業がほとんどなくて500万円に到達しない人もいます。基本給とボーナス合わせると、450~480万円になります。

 

 3,4年経つと階級が上がり、シニアと呼ばれるようになります。700万円くらいもらえます。忙しい人だと、1000万超える人もいます。

 

 

 

 7,8年経つと階級がさらに上がり、マネージャーと呼ばれるようになります。昇進に条件をつけている法人もあります。英語の実力が問われることもあります。給料は1000万円くらいです。マネージャーになると残業手当がつかないので、シニアの時のほうがもらっていたという人もいます。管理監督者の条件である経営に参加というのは微妙なところがありますが。

 

 マネージャーの次は、シニアマネージャーと呼ばれます。1200万円くらいもらえます。

 

 それ以降も階級はあるのですが、具体的な数字をご紹介するのは一旦ここら辺でやめにします。

 注目していただきたいことがいくつかあります。

 

 まず、残業の多さです。

 色々なサイトで平均給料を調べると、この職業はこれくらい、と教えてくれます。でも、その数字は残業代込みですよね。

 個人的には、ワークライフバランスが重視されているのであれば、平均給料も残業代を別にして考えてほしいと思っています。

 平均残業時間が月平均45~60時間くらいと考えてください。ここでも平均が出ましたが、繁忙期は80~100時間を超えることもあります。繁忙期はだいたい二回あって、4,5月と1,2月です。それに加えて四半期決算もあるので、年間を通して割と忙しいなという実感です。

 残業が多いからダメとまでは言い切れませんが、プライベートを重視したい方にとっては向いていない仕事と言えそうです。

 ベースがいいのと、しっかりと残業代を請求できるのとで、恵まれてると言われればそれまでなのですが。

 

 忙しすぎて3年くらいでやめてしまう人は多いですし、1年くらいでやめてしまう人も少なからずいます。残業手当が欲しいからとマネージャーに上がらない人もいます。会計士業界は、そんな、ちょっと異常な業界で、その代わりと言えるかはわかりませんが、給料は割ともらえるほうです。