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四半期レビューは地味?

 監査法人では、繁忙期が終わって気づくと四半期が始まっています。

 四半期レビューは質問と分析的手続が中心です。確認や突合などの手続きはしません。帳簿をもらって、比較して、重要なものや気になるところがあれば質問します。

 基本的に、四半期レビューで無限定適正意見以外の意見が出ることはありません。細かく見れないからというのもありますが、分析結果は帳簿に合わせるようにします。質問と、分析的手続なんていうただでさえ地味な手続なのに、なにも生み出さない。で、期末になって焦り始める。これ、意味があるのか疑問ですよね。

 

 

 情報の適時開示を求められているのはわかりますが、簡略な手続であることは知っている人は知っています。監査人としての結論も、適正と認めると言いきれていないところが有用性に欠けている気がします。であれば、四半期レビューは廃止して、中間監査と期末監査に力を入れたほうがいい気がします。

 

 有用性があるとは言い切れない四半期レビューに時間を割き、適時開示を保つか、年二回の監査に力を入れ有用な情報を担保するか。一度振り返って考えないといけない気がします。